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中性脂肪値を下げるための運動のポイント

ポイント1 有酸素運動を行う

中性脂肪値の異常を含む脂質異常症の改善には、中強度以上の有酸素運動が有効だといわれています[1]。

有酸素運動とは筋肉への負荷が比較的小さく、長時間継続して行うことのできる運動のことです。

筋肉を動かすエネルギーとして、酸素と共に体内の脂肪や糖質が消費されることからこのように呼ばれます。

ウォーキングやジョギング、サイクリング、エアロビクス、ダンス、縄跳び、水泳などが該当します。

中強度以上とは3メッツ以上のことを指します[1]。

ウォーキングや軽い筋トレなどの運動は3メッツに相当し、日常生活のなかでも掃除機をかける、洗車する、子どもと遊ぶといった活動は3メッツに当たります[2]。

通常速度のウォーキング、あるいはそれ以上の強度の運動を意識的に行うと良いでしょう。

メモ
メッツは身体活動(安静にしている状態より多くのエネルギーを消費する全ての動作)の強度を表す単位です。座って安静にしている状態を1メッツとし、この何倍のエネルギーを消費するかを表します[2]。

なお、脂質異常症の改善には1日に合計30分以上の有酸素運動を週3日以上、継続的に行うことが勧められています[1]。

まとめて行う時間がない場合は数回に分けて合計30分以上行う形でも良いとされているので、少しずつでも運動に取り組みましょう。

[1]  厚生労働省 健康づくりサポートネット「脂質異常症を改善するための運動

[2]  厚生労働省 健康づくりサポートネット「メッツ / METs

ポイント2 ウォームアップ・クールダウンを行う

運動を行う際は、ウォームアップ(準備運動)とクールダウン(整理運動)を十分に行いましょう

ウォームアップにはけがの防止、パフォーマンスの向上の効果があります

弾みをつけてリズミカルに行うストレッチで筋肉を温め、体の動きを良くしましょう。

体の末端の小さな筋肉から行うことが勧められます。

クールダウンには疲労回復やけがの予防の効果があります

ゆっくりリラックスして筋肉を伸ばすストレッチで、運動による疲労で硬くなった筋肉をほぐしましょう。

クールダウンではウォームダウンと反対に、大きな筋肉から行うことが勧められます。

急な運動はけがや故障を招く恐れがあり、疲労が残ると翌日以降の運動がおっくうになってしまいます。

しっかりとウォームアップとクールダウンを行うことで、運動を続けていきましょう。

ポイント3 メディカルチェックを受ける

運動を始める前に、メディカルチェックを受けることも重要です。

脂質異常症によって動脈硬化がひどく進行していると、心臓や血管の病気のリスクが高まっている恐れがあります。

この状態で気づかずに運動を行うとかえって健康を脅かしてしまうかもしれません。

健康上のリスクがないことを確かめた上で、ご自分の体力や年齢などを踏まえた運動内容を医師と相談して決定するようにしましょう。