男性にも更年期障害がある?原因や症状、対処のためのポイントを解説
「男性にも更年期があるって聞いたけど、どんな症状があるのかな?」
「男性の更年期障害にはどう対処したら良いんだろう……」
更年期障害は中年女性の問題だと考える方も多いのではないでしょうか。
実は男性にも更年期が存在し、更年期障害と呼べる症状が生じることがあります。
閉経という基準のある女性に比べ、男性の更年期は明確ではなく、終わりもないのが特徴です。
男性更年期障害は性機能を含む心身に影響を与え、場合によっては治療が必要となりますが、生活習慣を見直すことで改善も期待できます。
この記事では男性の更年期障害がどのように生じ、どのような症状があるのかを解説します。
治療方法や生活習慣の改善ポイントもご紹介しますので、参考にしてくださいね。
1.男性の更年期障害とは
「男性の更年期障害ってどんなものなんだろう?」
更年期障害というと女性特有の問題だと思う方が多いかもしれませんが、実のところ男性にも存在します。
この章では男性の更年期障害とはどのような状態かについて、よく知られる女性の更年期障害と比べながら解説します。
女性の更年期は、女性ホルモンの分泌量が大きなアップダウンを繰り返しつつ減少していく閉経の前後5年間を合わせた10年間のことです[1]。
この間に女性ホルモンの減少に伴って生じる、日常生活に支障を来すさまざまな症状を更年期障害と呼びます。
女性の更年期障害については以下の記事で詳しく解説しています。
更年期障害とは?さまざまな症状や発症の要因、治療法を徹底解説
一方、男性の更年期障害は加齢に伴う「テストステロン」という男性ホルモンの減少で生じるさまざまな症状を指します。
閉経という明確なポイントがある女性の更年期と違い、男性の更年期はテストステロンが徐々に減少していくため診断が難しいことが特徴です。
テストステロンの減少の速さや度合い、時期は個人差が大きいため、男性の更年期障害は40歳以降であればどの年代でも生じる可能性があります[2]。
また女性の更年期は多くの場合閉経後5年ほどで症状が落ち着きますが、男性の更年期障害には終わりがなく自然には回復しないといわれています[2]。
なお加齢以外でも、環境の変化や強いストレスなどで男性ホルモンが減少することで、更年期障害と同様の症状が生じる場合があります。
次の章では男性の更年期障害がもたらす症状について、精神症状、身体症状、性機能症状に分けて解説します。
[1] 公益社団法人 日本産科婦人科学会「更年期障害」
[2] 日本内分泌学会「男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)」
2.男性の更年期障害で見られる症状
「男性の更年期障害ではどんな症状が生じるのかな?」
男性の更年期障害には大きく分けて精神症状、身体症状、性機能症状があります。
この章ではそれぞれどのような症状が生じるのかを解説します。
ご自身やパートナーの男性が更年期障害ではないかと気になっている方はぜひ参考にしてくださいね。
2-1.精神症状
男性の更年期障害による精神症状としては以下のようなものが挙げられます。
【男性の更年期障害による精神症状】
- 健康感の減少
- イライラ
- 不安
- うつ
- パニック
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- 興味や意欲の喪失
- 不眠
こうした症状はストレスやうつに由来する精神症状に似ているため、更年期障害だと気付かれないケースも少なくありません。
中年期以降は社会的な責任が増大する時期でもあるため、加齢と強いストレスの両方がテストステロンの減少に関わる場合もあります。
なお男性の更年期障害とうつ病の区別は困難ですが、一部の抗うつ剤は男性ホルモンを減少させて更年期障害の悪化につながる危険があるため注意が必要とされます。
2-2.身体症状
男性の更年期障害による身体症状としては以下のようなものが挙げられます。
【男性の更年期障害による身体症状】
- 筋力低下、筋肉痛
- 関節症
- 疲労感、倦怠(けんたい)感
- 動悸(どうき)、息切れ
- 発汗、ほてり、のぼせ
- 頭痛、肩こり、腰痛
- 手足のこわばり、しびれ
- 目まい、耳鳴り、吐き気
- 肥満、メタボリックシンドローム
- 頻尿
男性の更年期障害は肥満やメタボリックシンドロームにつながり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める危険があります。
またこうした症状は動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞の引き金となります。
なお中年期以降はメタボリックシンドロームが増える年代でもあるため、こうした症状が更年期障害によるものか、生活習慣によるものかを判断するのは困難とされます。
これ以外でも男性の更年期障害は骨粗しょう症、認知症、「サルコペニア」などにも関係するといわれています。
2-3.性機能症状
男性の更年期障害による性機能症状としては以下のようなものが挙げられます。
【男性の更年期障害による性機能症状】
- 性欲の減退
- 勃起力の低下(ED)
- セックスの頻度減少
- 朝立ちの消失
日々の性生活がうまくいっていないと感じる方は、更年期障害の影響を疑ってみても良いかもしれません。
3.男性更年期障害の治療方法
「男性の更年期障害は治るのかな?」
更年期障害だった場合にどのような治療を受ければ良いのか、気になりますよね。
男性の更年期障害は血液検査でテストステロンを調べ、症状の有無を確認することで診断されます。
更年期障害の治療では、食事や運動といった生活習慣の改善が重要です。
テストステロンの値が低く、症状が強い場合はホルモン補充療法が行われますが、場合によっては漢方薬による治療が行われます。
またうつや勃起力の低下などの症状に対して投薬治療が行われる場合もあります。
この章では主な男性の更年期障害の治療方法について解説します。
3-1.生活習慣の改善
男性の更年期障害の悪化を防ぐには、テストステロンの分泌量を維持するために生活習慣を改善することが重要です。
具体的には栄養バランスの良い食事を摂ること、十分に睡眠や休養をとること、ストレスをためずに発散すること、適度に運動すること、適正体重をキープすること、禁煙することなどによってテストステロンを維持することができます。
当たり前の健康的な生活を送ることがテストステロンの減少を防ぎ、更年期障害を改善させるのですね。
更年期障害を改善させるための生活習慣のポイントについてはこの後詳しく説明します。
3-2.漢方薬の服用
男性の更年期障害の治療では、漢方薬が処方される場合があります。
漢方薬は、更年期障害の症状が出ていてもテストステロンの値が低くなく、ホルモン補充療法の適用外となる場合などに処方されます。
また前立腺がん、男性乳がん、多血症、肝機能障害、腎機能障害、うっ血性心不全、高血圧、睡眠時無呼吸症候群などを患っている方もホルモン補充療法が行えません。
何かしら持病をお持ちの方は、主治医に相談しましょう。
処方される主な漢方薬には以下のような種類があります。
【男性更年期障害の治療に用いられる漢方薬と主な効果】
- 八味地黄丸(はちみじおうがん):勃起不全、精力減退の改善
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):のぼせ、発汗、イライラ、不安などの改善
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):立ちくらみ、腰痛、足腰の冷え、むくみなどの改善
- 加味逍遙散(けいしぶくりょうがん):頭痛、肩こり、目まい、皮膚のトラブルなどの改善
加味逍遙散、当帰芍薬散、加味逍遙散は女性の更年期障害の治療にもよく用いられる漢方薬です。
3-3.各種の症状への対処
更年期障害自体への治療だけでなく、引き起こされる症状に対して治療が行われる場合もあります。
勃起不全などの性機能が低下している場合には、ED治療薬が処方されます。
また、うつや不安といった症状がある場合は抗うつ薬や抗不安薬が用いられます。
骨粗しょう症のリスクがある場合は骨粗しょう症治療薬が用いられる場合があります。
3-4.ホルモン補充療法
男性の更年期障害に対する中心的な治療方法は、男性ホルモン製剤を投与するホルモン補充療法です。
ホルモン補充療法は、テストステロンの著しい減少が見られると同時に、更年期障害の症状が生じている方を対象に行われます。
また前立腺がんや睡眠時無呼吸症候群といった特定の疾患がないことも条件となります。
ホルモン補充療法では2~4週間おきに症状に改善が見られるまでテストステロン製剤の投与が行われます[3]。
なおホルモン補充療法では多血症や肝機能障害などの副作用が生じる恐れがあるため、定期的な血液検査が必要となります。
[3] 日本内分泌学会「男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)」
4.男性更年期障害に対処するためのポイント
「更年期障害になったらどうすれば良いのだろう……」
「男性の更年期障害は予防できるんだろうか?」
中年期以降はいつ当事者になるか分からない上に、終わりも見えない更年期障害にどう対処したら良いのか気になりますよね。
男性の更年期障害はテストステロンの分泌量を維持することで予防や改善が可能です。
この章ではテストステロンの減少を防ぎ、維持するためのポイントを六つご紹介します。
中年期以降も男性として楽しく健やかな日々を送るための参考にしてくださいね。
ポイント1 体に必要な栄養素を過不足なく摂取する
男性の更年期障害にうまく対処するには、体が必要とする栄養素を過不足なく摂取することが重要です。
テストステロンはコレステロールが原料のため、不足しないよう十分に摂取する必要があります。
コレステロールは脂質のなかでも飽和脂肪酸を摂取することで多く生成できます。
飽和脂肪酸は脂身の多い肉、ハムやソーセージといった加工肉、バターやチーズといった乳製品、チョコレート、ケーキ、スナック菓子、インスタントラーメンなどに多く含まれています。
飽和脂肪酸は健康に悪いといわれがちですが、テストステロンを増やすには欠かせない栄養素なのですね。
しかし脂質はカロリーが高く、食べ過ぎは肥満の原因となるため注意が必要です。
肥満はテストステロンを減少させる要因になるため、無節操に飽和脂肪酸の多い食品を摂取すると逆効果になります。
またコレステロールの増加は動脈硬化につながりかねません。
動脈硬化はEDの要因になるともいわれており、男性更年期障害の性機能症状を悪化させる恐れがあります。
テストステロンの生成にはたんぱく質も重要です。
特に肉類に含まれる「カルニチン」というアミノ酸にはテストステロンの分泌を増やすはたらきがあります。
カルニチンは肉類のなかでもラム肉に多く含まれるといわれています。
たんぱく質を豊富に含む食品についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
またニンニクや玉ねぎに含まれる「アリシン」は、豚肉などに多く含まれるビタミンB1と共に摂ることでテストステロンの増加に貢献してくれます。
その他、亜鉛不足はテストステロンの生成や分泌を低下させ、EDや不妊の原因ともなります。
日頃から亜鉛を十分に摂取することでテストステロンの減少を防ぎ、性機能の低下にも歯止めを掛けることが期待できます。
亜鉛は牡蠣(かき)やレバーなどに多く含まれていますよ。
亜鉛を豊富に含む食品については以下の記事で詳しく解説しています。
亜鉛のはたらきと1日の適切な摂取量とは?亜鉛を多く含む食品も紹介
先にも述べたように、肥満はテストステロンを減少させるため食べ過ぎには注意しましょう。
肥満を防ぐにはカロリーを過剰摂取しないことに加え、栄養バランスの良い食事を規則正しいタイミングで一日三食、ゆっくりよく噛んで摂ることが重要です。
[4] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
ポイント2 適度に運動する
男性の更年期障害の予防・改善には適度な運動習慣を持つことも効果的です。
筋肉にはテストステロンをつくるはたらきがあるため、筋トレで筋肉量を増やすことでテストステロンの分泌を促すことができます。
筋肉量を増やすのに効果的なのは、大きな筋肉のあるお尻や太もものトレーニングです。
特別な器具を使わずに下半身を強化できるスクワットは男性の更年期障害対策に適したトレーニングといえるでしょう。
効果的なスクワットの方法については以下の記事で詳しく解説しています。
スクワットの効果とは?鍛えられる部位や効果的な実践方法を解説
筋力トレーニングにあわせてウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も行いましょう。
有酸素運動はスタミナを高めてくれる上に、脂肪を燃焼させることでテストステロンの減少を招く肥満の防止に貢献してくれます。
有酸素運動については以下の記事で詳しく解説しています。
有酸素運動の8つの効果とは?おすすめの運動や効果を高めるコツ
なお、運動でテストステロンを高める際は大きな負荷をかけるよりも長く続けていくことが重要です。
仕事や家事の合間にスクワットをする、通勤や買い物の際に意識的に歩くようにするなど、隙間時間からでも運動を始めてくださいね。
一方で、激し過ぎる運動はかえってテストステロンの減少を招いてしまうため注意しましょう。
ポイント3 喫煙や過度な飲酒を控える
男性の更年期障害を予防・改善するには禁煙し、お酒は飲み過ぎないようにしましょう。
たばこに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させ、酸素や栄養、ホルモンを運ぶ血流を低下させるため、テストステロンの減少を招きます。
またニコチンの血管収縮作用はEDのリスクも高めるため、男性更年期障害の性機能症状を悪化させる危険があります。
更年期障害が気になる男性はただちに禁煙する必要があります。
飲酒は適量であればテストステロンを増やすといわれますが、過度な飲酒は逆効果のため深酒は禁物です。
最新の研究により適量の飲酒が肝臓の解毒酵素の活性を高め、テストステロンを増加させることが明らかにされています[4]。
また適量の飲酒はストレス発散やリラックスにつながります。
テストステロンは副交感神経が優位になった際に分泌が促進されるため、適量のお酒を楽しく飲んでいると分泌が促されるのです。
一方で、過度な飲酒や慢性的な飲酒はテストステロンの生成に悪影響を及ぼします[5]。
加えて、寝酒は寝つきを良くするものの上質な睡眠を妨げるため注意が必要です。
テストステロンは睡眠中に多く分泌されるため、睡眠の質が下がったり夜中に何度も目が覚めたりすることで分泌量が減少してしまいます。
テストステロンの分泌を減少させないためにも、お酒は睡眠に影響のない時間に適量をたしなむのが良いのですね。
[5] Stephen James Smith、Adrian Leo Lopresti、Timothy John Fairchild「The effects of alcohol on testosterone synthesis in men: a review」
ポイント4 十分な睡眠をとる
十分な睡眠も男性の更年期障害対策として重要です。
テストステロンは睡眠時の深夜過ぎに特に多く分泌されるため、睡眠不足はテストステロンを減らす原因となります。
夜更かしや徹夜は避け、十分な睡眠をとりましょう。
また睡眠時間だけでなく、睡眠の質も重要です。
寝酒は寝つきを良くしますが、深夜に眠りが浅くなったり覚醒しやすくなったりするため、テストステロンの分泌を妨げてしまいます。
就寝前まで飲み続けるような飲酒はやめましょう。
就寝時に寝床でスマートフォンを見ることも睡眠を妨げます。
スマートフォンのディスプレイが発する光にはブルーライトが多く含まれています。
網膜がブルーライトの強い刺激を受けると脳が朝だと誤認し、睡眠をつかさどる「メラトニン」というホルモンの分泌が抑えられます。
これによって寝付きが悪くなったり眠りが浅くなったりする上に、体内時計が乱れてテストステロンを含むホルモンの分泌にも悪影響が及びます。
質の高い睡眠をとるためのポイントについては以下の記事で詳しく解説しています。
睡眠不足のデメリットは?質の高い睡眠をとるためのポイントも解説
ポイント5 ストレスを適宜発散する
男性の更年期障害の予防・改善にはストレスの発散も重要です。
強いストレスがかかると「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールが過剰に分泌されるとテストステロンの生成が妨げられてしまいます。
現代社会でストレスなく生活することは困難なため、自分に適したストレスの解消方法を見つけて適宜発散していきましょう。
先にご紹介した運動や睡眠はストレスの解消法としても効果的です。
運動をすると、心を落ち着かせるはたらきや、幸せを感じさせるはたらきを持つホルモンの分泌量が増加します。
特にウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動が効果的といわれています。
またヨガやストレッチはこり固まった筋肉をほぐして血流を改善し、深い呼吸で精神もリラックスさせてくれるためストレス発散に有効です。
睡眠には脳や体を休めるはたらきがあるため、十分に睡眠をとることでストレスを解消できます。
ただしストレスで寝付けない場合は無理に眠ろうとせず、リラックスできる時間を過ごしましょう。
好きな音楽を聞く、軽く読書をする、お香やアロマテラピーなどの香りを楽しむといったことが効果的です。
意識的に深く呼吸をしたり、瞑想(めいそう)を試したりするのも良いでしょう。
入浴もストレスを解消するのに効果的です。
入浴をすると副交感神経が優位になってリラックスし、ストレスが和らぎます。
シャワーだけで済まさず、少しぬるめのお湯にじっくりつかるようにしましょう。
お湯につかりながら読書や音楽鑑賞をするとさらにリラックスできますよ。
また自分の好きなことに打ち込んで気分転換することも有効です。
ヒトは一度にいくつもの物事に意識を向けられないため、好きなことに熱中して楽しむことでストレスの原因から意識を遠ざけられるのです。
映画鑑賞やショッピング、スポーツ、音楽演奏、アウトドア、家族や友人とのおしゃべりなど、どんなことに熱中できるかは人によって違います。
楽しんで続けられることが重要なため、自分が打ち込めることを探してみましょう。
ストレスを一人で抱え込まず、信頼できる人に相談することも重要です。
自分の気持ちを表現するだけで心が楽になってストレスが発散できる上に、ストレスの原因への対応策が見えてくることもあります。
家族や友人、恋人、同僚、地域や趣味の仲間など、日頃から気軽に悩みやストレスについて話せる人を増やしておくと良いでしょう。
なお、ストレスによる不安や心配で心身に不調が生じるような場合は専門家に相談してください。
精神科や心療内科などの医療機関、公認心理師やカウンセラーなどの専門家をはじめ、地域の精神保健福祉センター、保健所、職場の健康管理センターなどでも相談できます。
5.男性の更年期障害についてのまとめ
男性の更年期障害は加齢によって男性ホルモンのテストステロンが減少することで生じます。
男性の更年期は40歳以降であればいつでも生じ得る上に、終わりがなく自然に治ることもありません[6]。
男性の更年期障害の症状にはイライラや不安、うつといった精神症状、倦怠感やほてり、肥満、骨粗しょう症といった身体症状、性欲の減退や勃起不全といった性機能症状があります。
治療では主に男性ホルモン製剤を注射するホルモン補充療法が用いられる他、うつや勃起不全などの諸症状に対処する薬品が処方される場合もあります。
しかしテストステロン値があまり低くない場合や前立腺がん、肝機能障害、睡眠時無呼吸症候群などの特定の疾患がある場合は漢方薬による治療が行われます。
男性の更年期障害の予防・改善には、テストステロンを維持する生活を送ることが重要です。
コレステロールやたんぱく質、アリシン、亜鉛などを含む食品を過不足なく摂取しましょう。
また適度な運動や十分な睡眠、ストレスの発散などもテストステロンの分泌につながります。
喫煙や過度な飲酒はテストステロンを減らす原因となるため避けましょう。
記事の内容を、男性の更年期障害に対処するための参考にしてくださいね。
[6] 日本内分泌学会「男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)」