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生理のある女性は鉄分が不足しがち?鉄の適切な摂取量と平均摂取量

1.鉄の適切な摂取量

「鉄分は1日にどれくらい摂るべきなんだろう?」

このように気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

厚生労働省の定める鉄の食事摂取基準(1日に食事から摂取すべき栄養素の量の基準)をご紹介しましょう。

通常、食事摂取基準は平均的な体格差などのために、男性の方が女性よりも多く設定されています。

しかし、鉄に関しては、生理(月経)による鉄の損失を補うため、生理のある女性の食事摂取基準が最も多く設定されており、男性や生理のない女性の基準はそれよりも少なくなっています。

生理のある女性に対して設定された鉄の推奨量は以下のとおりです。

【生理のある女性の鉄推奨量(mg/日)】
年齢 推奨量
10〜14歳
12.5
15〜17歳
11.0
18〜29歳
10.0
30〜49歳
10.5
50〜64歳
10.5

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

なお、生理のない女性の推奨量は10〜11歳で9.0mg、12〜14歳で8.0mg、15〜17歳で6.5mg、18〜74歳で6.0mg、75歳以上で5.5mgとなっています[1]。

生理による鉄の損失は非常に大きいことが分かりますね。

メモ
推奨量は食事摂取基準の指標の一つで、ほとんどの人にとって十分だと考えられる量のことです。

[1] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

1.鉄の平均摂取量

「普段の食生活で鉄分は十分に摂れているのかな?」

というのが気になるところですよね。

残念ながら、日本の多くの女性は鉄が不足しがちな食生活を送っているものと考えられます。

厚生労働省の調査によれば、年代別の女性の鉄平均摂取量は以下のとおりです。

【鉄の平均摂取量(mg/日)】
年齢 推奨量
7〜14歳
5.9
15〜19歳
6.3
20〜29歳
6.5
30〜39歳
6.2
40〜49歳
6.6
50〜59歳
7.1
60〜69歳
7.6

厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査報告」をもとに執筆者作成

年齢区分が食事摂取基準と異なり、生理がある女性とない女性の区別もされていないため完全な比較はできませんが、いずれの年代でも鉄の平均摂取量は生理のある女性の推奨量を大きく下回っていることが分かります。

積極的に鉄を摂取すべきだと考えられるでしょう。