30代の平均血圧を男女別に分析|年代別データで見る健康リスク
自分の血圧が「同世代の平均と比べて高いのか低いのか」は、行動を決めるうえでの重要な判断材料です。ここでは30代の男女別平均と、20代〜70代以上までの推移を“原文そのまま”で掲載。なぜ年齢とともに上がりやすいのかの背景も確認できます。この記事を読むと、あなたの数値が正常範囲かどうかが一目でわかります。
30代の血圧の平均値
「30代の血圧の平均値はどれくらいなんだろう?」 自分と同世代の血圧はどれくらいなのか気になりますよね。
30代の血圧の平均値は、診察室で測定した場合、男性が収縮期血圧117.3mmHg・拡張期血圧73.7mmHg、女性は収縮期血圧107.9mmHg・拡張期血圧66.3mmHgです[1]。 血圧の正常値の範囲が収縮期血圧120mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満であることから、30代の平均的な血圧は男女ともに正常値に近いといえます[2]。
【年代別の血圧の平均値(mmHg)】
| 年代 | 男性 | 女性 | ||
|---|---|---|---|---|
| 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | |
| 20代 | 115.3 | 67.7 | 105.7 | 63.8 |
| 30代 | 117.3 | 73.7 | 107.9 | 66.3 |
| 40代 | 125.8 | 81.3 | 114.3 | 71.2 |
| 50代 | 131.7 | 82.0 | 123.7 | 75.4 |
| 60代 | 135.8 | 78.5 | 131.0 | 76.7 |
| 70代以上 | 135.8 | 73.1 | 136.1 | 73.0 |
表のように、年齢を重ねると血圧の平均値も上昇していることが分かります。
「どうして年齢を重ねると血圧が上がるんだろう?」 と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、血圧が上昇するのは加齢に伴い血管の弾力性が失われてしまうことが原因とされます。
ただし年齢とは関係なく食事や飲酒などの生活習慣の乱れが高血圧を引き起こす可能性もあります。 そのため、30代で若いからといって油断せず、健康的な生活を送るように心掛けることが重要なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。30代の平均は男性117/74、女性108/66と、概ね正常範囲に近い水準です。
ポイントは次の3つ。 ・加齢で血管の弾力が低下し、平均は年代とともに上昇 ・生活習慣の乱れは年齢に関係なく高血圧を招く ・若いからと油断せず、測定と生活管理を続ける